TrueNASで80TBのNASを自作した話 ②ESXiとTrueNAS COREのインストール

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ESXiを使う理由

https://my.vmware.com/ja/web/vmware/evalcenter?p=free-esxi7

以前もESXi上の仮想マシンとしてXigmaNASを使っていたので、同様に今回もESXiに置くことにした。
HDDもNVMe SSDもRaw Device MappingでしっかりゲストOSに扱わせることができるのでパフォーマンス的な問題もない。

ESXiを使うと仮想マシンをいくつも作れるし、各ゲストOSの管理もしやすい。
ゲストOSが不安定になってもESXiの管理画面から再起動の処理をかけられる。ゲストOSを触る際もブラウザで操作可能なのでディスプレイも不要。

無償版ESXiはゲストOSに割り当てられるCPUが8コアまでとなっているが、ホストOS側の制限ではないのでゲストOSを多く作るのであればRyzen Threadripper 1950Xも大いに活躍できる。
今回はメモリが160GBもあるので、NAS用OSに多めに割いても他の仮想マシンが快適に扱えるのが最高。

TrueNASにした理由

13.0 Release Notes
Highlights and change log for the current major version of TrueNAS CORE.

インストールしようと思って公式開いたらちょうどアップデートが来てたから……!というのも理由の一つ。運命かもしれない。

以前まで使っていたXigmaNASからTrueNASに乗り換えた一番の理由は転送速度の速さ。
XigmaNASとTrueNASを両方立ててNVMe SSDをSMBで共有した速度を比較したところ、XigmaNASは400MB/s程度でTrueNASの方は3,000MB/s程度出た。

圧倒的な差が出てしまったので、おそらく何かしらの設定が違うのだろう。いや、絶対に違う。TrueNASで3,000MB/s出てXigmaNASで400MB/sしか出ないのはXigmaNAS側の設定がおかしいはず。私が理解できる設定は揃えたはずなのに。
しかし私はネットワークについて詳しいわけでもないし、ベースのFreeBSDについても詳しくない。詳しくない私でも速度が出るOSを使うのが正解なんじゃないか?ということでTrueNASに乗り換えることにした。

ふわふわした理由で申し訳ない。

無償版ESXiのダウンロード先・ライセンスキー

ESXiのダウンロード先・ライセンスキーはこちら。私が今回使用したのは現時点で最新の7.0 U2だ。
アカウントを作成してからじゃないとダウンロードできないので注意。

無償版のリンクから落とせるバージョンと、60日無料の評価版でダウンロードできるバージョンは少し異なるようだ。
60日無料の評価版に無償版のライセンスキーを入れることもできるので、新しいものを使いたい場合は評価版を使うといい。なお、6.xと7.xではライセンスキーが違うので間違えないように注意。

60日間は有償版の機能が使えるので、パワーが必要な作業は60日以内に済ませてしまって期限が近くなったら無償版に切り替える方法もアリ。

ファイル名VMware-VMvisor-Installer-7.0U2-17630552.x86_64.iso
ファイルサイズ390MB
MD5ハッシュA085686C3FC8A438A40382118448A846

2022.5.28追記
現時点での最新版をメモしておく

ファイル名VMware-VMvisor-Installer-7.0U3d-19482537.x86_64.iso
ファイルサイズ395MB
MD5ハッシュ4E7533462EBFA1858A7338C15BC82597

TrueNASのダウンロード先

TrueNASのダウンロード先はこちら。私が今回使用したのは12.0-U3だ。

TrueNAS COREというのが無償版となる。無償版だからといって特に制限はないっぽい?

ファイル名TrueNAS-12.0-U3.iso
ファイルサイズ899MB
MD5ハッシュ081C4DD8F257FF47042106F4FA4AE19E

2022.5.28追記
現時点での最新版をメモしておく

ファイル名TrueNAS-12.0-U8.1.iso
ファイルサイズ930MB
MD5ハッシュ323C67901BEBB1E1662E21B6ADBB67FF
ファイル名TrueNAS-13.0-RELEASE.iso
ファイルサイズ989MB
MD5ハッシュ1A58F723848998E4A0A115C9A750DAFE

インストール

ESXi

SSDにESXiをインストール。
特に難しいこともなくインストール完了。もしNICのドライバがない場合はカスタムISOを作る必要があるので注意。

初期設定

アクセスしやすいようにIPアドレスを固定。

仮想スイッチの設定
MTUを9000に設定。VPNサーバーにもする予定なので無差別モード(プロミスキャスモード)も有効に。

過去記事を参考にRDMの設定をする。
いちいちシェルに直打ちしてたら気が遠くなるのでGoogle Keepにメモしてコピペするのが楽。

TrueNASの仮想マシン構成

構成は以下の通り。

  • CPUは16コア割当
    • 無償版ライセンス適用前に8コアに戻す予定
  • メモリは128GB割当
    • 既存NASから移動が完了し次第縮小予定
  • TrueNASのOS用に割り当てるディスクは16GB
    • FreeBSD 12 64bitのテンプレートそのままだと不安だったから増やした
  • SSDやHDDはRDMで直接TrueNASに扱わせる
    • パフォーマンス重視
  • ネットワークカードはVMXNET3
    • デフォルトのまま

TrueNAS

割り当てた16GBのディスクにインストール。
特に難しいことはなくインストール完了。パスワードは忘れないように。

Boot ModeはBoot via BIOSを選択。

ログインしてDashboardが表示できればOK。細かい設定は次の記事で。

余談 ChiaでHDD不足

大容量HDDがChiaによって狩られているらしい。狩られる前に買ってよかった大容量HDD。
2021年4月23日時点でAmazonの在庫はあんまり減ってないように思える。海外だけなのだろうか?

Amazon.co.jp: HDD
Amazon.co.jp: HDD

ちょっとマイニングしてみてはいるが時間かかって仕方ない。
SSDを作業用にしてHDDを置き場にしろと書いてあるが、SSDに書き込む量が多くてすぐダメになりそうな感じがする。

HDD/SSDが品薄。今度は仮想通貨“Chia”のマイニング特需
仮想通貨「Chia」の影響で、今度はGPUに続き、SSDやHDDが品薄になる予想が上がってる。

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