ThinkPad E495とThinkPad E595の後継機として登場したThinkPad EシリーズのAMD版最新機種。
Ryzen 5 4500Uを搭載したIPS液晶FHD非光沢モニタ搭載のノートPC。14インチがThinkPad E14 Gen 2で、15.6インチがThinkPad E15 Gen 2となっている。
後継機が出たのでThinkPad E495/E595はそろそろ買えなくなるかもしれない。前機種を安く買いたい人は以下の記事を参照して早めに購入することをおすすめする。
実は「ThinkPad E14 Gen 2/E15 Gen 2を安く買う方法」を書くつもりで記事の下書きを作っていたのだが、本機は発売時点ではE495/E595ほど安くは買えないようだ。(だから「安く買いたい!」というタイトルにしてる)
安く買えるつもりで記事を書いていたので、もし記事構成がおかしかったらコメントで指摘してほしい。
公式リンク
カスタマイズ
カスタマイズ前スペック
共に「価格.com限定」モデルのスペックを一部記載。ほとんどが公式サイトからの引用。
こうして見ると本当にディスプレイしか違いがないようだ。15.6インチのE15の方はThinkShutter(フロントカメラを隠せる物理カバー)がついているようだが、14インチのE14にはついていない。
ThinkPad E14 Gen 2 | ThinkPad E15 Gen 2 | |
CPU(APU) | Ryzen 5 4500U (6C6T, 2.3~4.0GHz) | Ryzen 5 4500U (6C6T, 2.3~4.0GHz) |
メモリ | 8GB DDR4 3200MHz (オンボード) 空きスロット x1(ノート用) | 8GB DDR4 3200MHz (オンボード) 空きスロット x1(ノート用) |
ストレージ | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS 250nit) 光沢なし、マルチタッチ非対応 | 15.6型FHD液晶 (1920×1080 IPS 250nit) 光沢なし、720pカメラ(ThinkShutter付) |
WLAN | インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth | インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
価格 | 62,920円 | 63,800円 |
E14 Gen 2は「価格.com限定 スタンダード」も存在する。
スタンダードを加えたスペック表は以下をクリックして開いて見てほしい。
ThinkPad E14 Gen 2 (スタンダード) | ThinkPad E14 Gen 2 (パフォーマンス) | ThinkPad E15 Gen 2 (パフォーマンス) | |
CPU(APU) | Ryzen 3 4300U (4C4T, 2.7~3.7GHz) | Ryzen 5 4500U (6C6T, 2.3~4.0GHz) | Ryzen 5 4500U (6C6T, 2.3~4.0GHz) |
メモリ | 8GB PC4-25600 DDR4 SODIMM (4GBオンボード+4GB (1スロット使用)) | 8GB DDR4 3200MHz (オンボード) 空きスロット x1(ノート用) | 8GB DDR4 3200MHz (オンボード) 空きスロット x1(ノート用) |
ストレージ | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) |
ディスプレイ | 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS 250nit) 光沢なし、マルチタッチ非対応 | 14.0型FHD液晶 (1920×1080 IPS 250nit) 光沢なし、マルチタッチ非対応 | 15.6型FHD液晶 (1920×1080 IPS 250nit) 光沢なし、720pカメラ(ThinkShutter付) |
WLAN | インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth | インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth | インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
価格 | 57,750円 | 62,920円 | 63,800円 |
最小構成(2020/06/12時点)
やはり安く買うためには価格.com限定モデルを買う必要がある。
上記ボタンからカスタマイズを始める。今回はかなりカスタマイズ可能な項目が少ない。
2020/06/20現在、変更できる項目はE14 Gen 2/E15 Gen 2で共通なので1つにまとめさせてもらう。
オンボードメモリ
- 変更前……8GB DDR4 3200MHz (オンボード)
- 変更後……4GB DDR4 3200MHzオンボード
- 価格変動……-6,600円
- 備考……現状まともに値段を下げられる項目がこれくらいしかない。
これを変更してしまうと後からメモリを増やすことはできない。
ワイヤレス LAN アダプター
- 変更前……インテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetooth
- 変更後……IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth
- 価格変動……-1,100円
- 備考……標準でIntel AX200(802.11axに対応)が搭載されているのは好印象。必要ならそのままつけておこう。
不要なら1,100円下げられるが、Realtek 8822CE(802.11acまで対応)になってしまう。
価格表(2020/06/12時点)
「価格.com限定 パフォーマンス」にカスタマイズを行うことで、以下のような価格になる。
E14 Gen 2/E15 Gen 2は2020/06/12現在は平日も休日も同一価格となっている。
休日価格ができてもいいように表を作っているので、Lenovoさんよろしくお願いします。
こう見るとE495/E595の安さ・拡張性が際立つ。
元の販売価格(平日) | 最小構成(平日) | 元の販売価格(休日) | 最小構成(休日) | |
ThinkPad E14 Gen 2 | 62,920円 | 55,220円 (RAMオンボード4GB, Realtek 8822CE) | 62,920円 | 55,220円 (RAMオンボード4GB, Realtek 8822CE) |
ThinkPad E15 Gen 2 | 63,800円 | 56,100円 (RAMオンボード4GB, Realtek 8822CE) | 63,800円 | 56,100円 (RAMオンボード4GB, Realtek 8822CE) |
ThinkPad E495(参考) | 58,850円 | 37,950円 (RAM4GBx1, SSD128GB) | 56,650円 | 37,290円 (RAM4GBx1, SSD128GB, US配列, 65W充電器) |
ThinkPad E595(参考) | 58,850円 | 41,250円 (HDD500GB) | 56,650円 | 37,950円 (RAM4GBx1, HDD1TB, US配列) |
各種換装可能パーツについて
メモリ
今回は1枚がオンボードで1枚がスロットとなっている。デフォルトでスロット側は空。
動作速度に関しては、オンボード側はDDR4-3200となっている。
もう1枚搭載することでデュアルチャネルで動作させることは可能。しかしM75q-1 Tinyでは2枚搭載するとDDR4-2666になってしまうようだ。
この機種ではどう動くかはわからない。
M.2 SSD
M.2 SSDはNVMe接続となっており、初期搭載されているのは2242サイズの256GB。
保守マニュアルを見ると2280サイズのM.2 SSDも搭載可能となっている。
未確認だが、恐らくSATA接続のM.2 SSDには対応していないと思われるので、換装するのであればNVMe接続のM.2 SSDを購入することを推奨する。
Samsung 970 PRO推し

米Amazonのアカウントを持っている方はSamsung 970 PROを輸入するのもアリ。
現在AmazonGlobal Priority Shipping(配送料一番高いやつ)しか利用できないが、日本円で2万円を切った価格で購入できる。
国内Amazonでは970 PROは2.6万円ほどするし、970 EVO Plusですら1.5万円。
米Amazonのアカウント作成はこちら。日本のAmazonと同様にアカウントを作成すればOK。
いずれ米Amazonのアカウント作成に関する記事も書こうと思う。
2.5インチSSD/HDD
E14 Gen 2/E15 Gen 2は共に2.5インチディスクを搭載することはできないようだ。
ハードウェア保守マニュアルにも記載がないので、本機で搭載できるのはM.2 SSDのみ。(間違ってたら申し訳ない)
各種キャンペーンについて
Rebatesを通す
Rebatesを通すことで楽天ポイントによる還元を受けることもできるので、以下記事を参考にしてほしい。
ラクウル買取額5,000円upキャンペーン
指定されたメーカー製であり、製品出荷時OSがWindows 7, 8, 10のPCをラクウルで買取に出すと、買取額5,000円upというキャンペーンが行われている。
対象とされているメーカーは以下の通り。
(Lenovo, DELL, HP, Acer, ASUS, NEC, Fujitsu, Dynabook, Panasonic, VAIO, Mouse, Microsoft)
私も以前利用したが、下取り価格+5,000円をしっかり適用してくれるので要らないPCがある方は利用することをおすすめする。
その他
Ryzen 5 4500Uのスペック
本機に搭載されているAPUはRyzen 5 4500Uで、6コア6スレッドでブーストクロックが最大4.0GHz。
PassmarkのベンチマークではE495/E595に搭載されていたRyzen 5 3500Uの1.5倍くらいのスペック。

ThinkPad T14の上位モデル等に搭載されているRyzen 7 PRO 4750Uは8コア16スレッドなので、E14に搭載されているRyzen 5 4500Uよりもさらに約1.5倍程度高いスペック。
4750Uと4500Uのcpubenchmark.netによる比較記事も参考になるので見てみてほしい。
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