やるべきことというか私がやったこと一覧。一応安く購入した人を対象にした記事。
必要パーツ購入・換装・増設
SSD
最安値で購入した場合はM.2 SSDの容量が128GBなはず。これではゲームをやらない人であっても容量不足になる。PCを使っていて容量を気にしながら使うのはナンセンス。500GB程度のSSDを購入して換装しよう。
もちろんPCIe 3.0 x4のKey Mが使用可能。
おすすめはSamsungの970 EVO Plus。SSDにおけるSamsungの安心感は異常。
安さを求めるならCrucialのP1シリーズ。1TBあって1万ちょいとめちゃ安。QLCだがCrucialはMicron傘下だし品質も安心できるものと思われる。
トップレビューを見ると酷評だが、2.5インチSATAのMX500シリーズの評価も混じっている。間違えないようにしよう。
Lenovoの匙加減だが、もし2.5インチベイが同梱されていたら2.5インチSSDを増設するのもいいだろう。
こちらのほうが安いので、同梱されていたらかなり安く抑えられる。
もし同梱されていなくても、2.5インチベイが必要な構成にしていないので文句を言ってはいけない。
メモリ
4GBx2枚で購入している人は空きスロットはないが、8GBx1枚で購入している人はまだ1スロットの空きがある。
Wi-Fi/Bluetoothモジュール
PC購入時にカスタマイズで追加しなかった場合のみ。
LANケーブルを刺すのが物理的にできない場合や、持ち運び前提の場合は必須。Bluetooth機器を使用する場合も必要になってくる。
今購入するのであれば、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)に対応したIntel AX200を購入するといいだろう。
Intel 9260はAX200よりも多少安いが、IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)までの対応となる。数百円の違いなので、対応する無線機器をしばらく購入しないという確証があるなら9260でもいいだろう。
無線モジュールの増設に関しては過去記事も参照してほしい。
無線キーボード・マウス
せっかくモニタの裏に取り付けできるくらいの小型PCを買ったのに、そこからケーブルを何本も伸ばすのはちょっと嫌なので無線キーボードとマウスを使う。
mk270は3,000円を超える価格で販売されていたら割高なので購入しないことをおすすめする。だいたいセール価格と称して3,000円を切って販売しているが、埋め込みリンクではセール価格が表示されないので販売ページを確認してほしい。
私は2014年頃にLogicoolのmk330をまとめ買いしたのでそれを使用している。Deleteキーが縦長のこのキーボードに慣れてしまったせいで他のキーボードが使えない身体になってしまったぞ。どうしてくれる。

バックアップ
出荷時に搭載されていたSSDのイメージバックアップ。私は初回起動前にSSDを取り外してバックアップを取ったが、もちろん起動してからでも問題ない。
Linuxを使っている人はddコマンドでバックアップするのだろう。Android端末をRoot化した時にそんなコマンドでバックアップしたことはある。しかし私に知識はないので便利なソフトの紹介。
「ImageUSB」というソフトを使うことでかんたんにイメージのバックアップが取れる。過去にこのソフトを利用し、SSDのイメージをバックアップした記事を書いているので見ていただきたい。
(なお、はてなブログから移転する前の記事なので、環境によっては一部デザインが崩れてしまうかもしれない。)
ダウンロード先(公式)はこちら
https://www.osforensics.com/tools/write-usb-images.html
セットアップ
クリーンインストール
SSD換装後はもちろんバックアップの書き戻し……ではなくクリーンインストール。
メーカー製PCにはメーカーが入れる無駄ソフトが多いので書き戻してもゴミが多い。「PCメーカーはブロートウェアを入れるのをやめろ!」と言いたいところだが、もしかしたらこのソフトたちがいたからM715q Tiny / M75q-1 Tinyを安く買えるのかもしれない。
そんな事情があったのかなかったのかはどうでもいいが、換装した新品のSSDには綺麗なWindows 10をインストールしてあげよう。
私は「Rufus」を使ってインストールUSBメモリを作成した。実機にXigmaNASをインストールした時もこれを使用した。XigmaNASは結局ESXi上に作成してしまったが。
Microsoft公式サイトにもWindows 10のインストールUSBメモリ作成ツールがあるのでそっちを使用してもいい。
もしUSBメモリを持っていない人がいたら16GBのUSB3.0以上のメモリを購入することをおすすめする。公式では8GB以上とされているが、今後のアップデートでも使い回しができるように16GB以上がおすすめ。
この記事を書いている現時点でSandiskの正規品(Amazon.co.jpが販売・発送)でも699円。1本持っていて損はない。
初期設定
必ずローカルアカウントでセットアップ。Microsoftアカウントでのログインは避けよう。あとからMicrosoftアカウントに紐付けることはできる。
よくわからなければ、クリーンインストール時はLANケーブルを刺さず、Wi-Fi接続をしないようにすることが大事。
Windows Update
初期設定が終わってデスクトップが表示されたら、まずはWindows Updateを行う。
LANケーブルを刺したりWi-Fiに接続してインターネットに接続。
設定を開き「更新とセキュリティ」をクリック。更新プログラムのチェックを行う。
しばらく待つことで更新プログラムがインストールされる。適宜画面の指示に従って再起動する。
個人設定
Windows 10 May 2019 Updateからは初期設定でライトテーマが適用された状態になる。
ライトテーマはタスクバーが白くて気持ち悪い。
ダークテーマはFirefoxのタイトルバーを表示してるとそこだけ白くて気持ち悪い。とりあえず元に戻す。
設定の「個人用設定」を開き、左の一覧から「色」を選択。
色を選択するというプルダウンメニューをクリックし、「カスタム」を選択。
規定のWindowsモードを「黒」にする。規定のアプリモードや透明効果、アクセントカラー等は変更しない。
これで以前の見た目に戻った。見た目を勝手に変えるのはやめてほしい……。

環境構築
ここからは自分の環境を整える作業。自分の好きなソフトを入れていくだけ。
終わりに
完成形で届くメーカー製PCは届くまでは待ち遠しいし換装・増設するまでが楽しいのに対して、自作PCは構成考える時が一番楽しい。パーツが全部揃うと組む気力がなくなってしまう。
メーカー製PCでここまで安くてこんなに簡単にカスタマイズできるなんて最高。
低スペックPCを社員に使わせている会社は全部これに買い換えてほしい。頼むからCeleron + RAM2GB + HDDとかいうゴミを使わせないでくれ。
コメント
お久しぶりです、オマケ情報です。
2.5インチベイについてですが、今のところは『下部カバー 1L 515ET AMD』(FRU:01EF351)と一緒のパッケージになっていますので、付いてこない個体は存在しない可能性が大ですね。
https://download.lenovo.com/Images/Parts/01EF351/1.jpg
ご存知の通り、純正の『HDD screw with grommet asm(00XD380)』が付いてきませんので、適切な長さのネジ・ワッシャー・ゴムワッシャーを組み合わせる必要があるのはご把握されている通りです。
いつもコメントありがとうございます。
やっぱり2.5インチベイがない可能性もありますよね。
ワッシャー付きミリネジとアイネックスの防振シリコンワッシャーを使用して固定できたという情報がTwitterにありました。2.5インチベイがあったらこちらを使うといいかもしれませんね。
https://twitter.com/ragemax/status/1076775179924033536
質問失礼します!8GBで購入したのですが、16GBを挿しても使えるのでしょうか??
コメントありがとうございます。
もちろん使えると思います。気をつけておくことがあるとすれば以下の3点でしょう。
・DDR4 SO-DIMM 260pinのメモリ
・厚みに注意
・8GBx1枚なら空きスロットはあるが、4GBx2枚で発注していた場合は空きスロットがない
私も16GBのメモリを購入したので、到着し次第記事にする予定です。