この記事はMiniTool® Software Ltd.様からの記事依頼となります。
MiniTool Partition Wizardとは
MiniTool® Software Ltd.が提供するパーティション管理ツール。
基本的なパーティションのフォーマットや削除は元より、通常Windowsの機能としてはできないパーティションのサイズ変更(拡張や縮小)や移動、パーティションの結合や分割やベンチマークが無料で行える。
このソフト1本でPCのディスク管理がだいぶ楽になるだろう。
Partition Wizardは昔からあるソフトで、10年以上前のPC関連情報雑誌にも掲載されていた記憶がある。
無料版と有料版の違いはバージョン別機能一覧を参照してほしい。
動作OS | Windows XP以降 |
対応ファイルシステム | FAT12/16/32 exFAT NTFS Ext2/3/4 |
ダウンロード先
ダウンロード先はこちら。
私が今回使用したのはバージョン12.3となる。
ファイル名 | pw1203-free-online.exe |
ファイルサイズ | 2.01MB |
MD5ハッシュ | 937A27464DD8E23E00037B39F107FCAF |
インストール中に他ツールのインストールも促される。
今回使用するのは上部のMiniTool Partition Wizard Freeだ。他のソフトやユーザー体験向上プログラムが不要であればチェックを外そう。
初回起動時に画面右下に他ツールの広告が表示されるので、不要であれば「今後、このメッセージを表示しません。」のチェックを入れてからウィンドウを閉じよう。
使い方
Partition Wizardでは操作をするとすぐに適用されるわけではなく、あくまで操作を指定してから左下の適用ボタンを押すことで実際に操作が適用される。
なので適用ボタンを押すまでは間違えても取り消せるので安心して操作できる。

パーティション分割
パーティション操作は基本的にはデータが消えてしまうのが当たり前だと思っていたが、このPartition Wizardはデータを保持したままパーティション分割が可能。便利。
分割したいパーティションで右クリックし、[分割]をクリック。

スライダーか下のテキストボックスを使用して、元のパーティションサイズと新しいパーティションのサイズを決めて[OK]をクリック。

ウィンドウ下部のディスク内のパーティションが意図した容量になっていることを確認し、左下の保留中の操作内に「パーティション分割」があることを確認してから[適用]をクリック。
保留中の操作を適用するかの確認画面が出るので、よく確認してから[はい]をクリック。


適用中は

パーティション結合
パーティション分割時もそうだったが、パーティション結合時もデータを保持したまま結合することができる。
結合したいパーティションで右クリックし、[結合]をクリック。

結合したいパーティションをクリックし、[次へ]をクリック。
隣接したパーティションを選択し[完了]をクリック。ここでは先程作成したものを選択した。
分割した時と同様に、ウィンドウ下部のディスク内のパーティションが意図した結合になっていることを確認。
左下の保留中の操作内に「パーティションの結合」があることも確認してから適用する。

結合されたパーティション、つまり先程の例で言えばE:に割り当てられたパーティションの中のデータはしっかりD:に残っていることがわかる。
「フォルダのアクセス許可がない」と怒られたので[続行]をクリックすることでアクセスすることができる。
ディスク抹消・パーティション抹消
ディスクやパーティションを抹消、つまりデータを復元できないようにすることができる機能。
0や1で埋め尽くす方法だけではなく、米国国防総省準拠方式の「DoD 5220.22-M」や「DoD 5220.28-STD」にも対応しているので、ハードディスクを手放す際にも有効活用できそうだ。
抹消したいディスクもしくはパーティションを右クリックし、[ディスク抹消]もしくは[パーティション抹消]をクリック。

データの抹消方法を選択して[OK]をクリック。

ウィンドウ下部のディスク内がすべて未割り当てになっていることを確認。
左下の保留中の操作内に「ディスク抹消」があることを確認して適用する。
パーティションコピー

コピーしたいパーティションを右クリックし、[コピー]をクリック

コピー先のパーティションを選択する。今回は同一ディスク内の未割り当てのものを選択した。
もちろん別ディスクを選択することも可能なので、データの移行にも使用できる。

パーティションのサイズを変えたい場合はサイズを調整し、パーティションの位置を変えたい場合は位置を調整して[完了]をクリック。
特に変更する必要がない場合はなにもせずに[完了]でOK。

ウィンドウ下部のディスク内のパーティションがコピーされていることを確認。(今回はE:に割り当てられている)
左下の保留中の操作内に「パーティションコピー」があることも確認して適用する。
パーティションコピーはパーティションサイズに応じて作業時間が長くなる。PCを使用しない時間に行うのがベストだろう。
なお、OSディスクのコピーは有料版の機能であり購入する必要があるので注意。
その他
パーティション表示・非表示
エクスプローラから表示できないようにパーティションを非表示にすることができる。
便利な機能ではあるが、以下の手順を行うと同一ディスクが複数のドライブレターで利用できるようになってしまうので注意。

- Partition Wizardでパーティション非表示
- Windowsのディスクの管理でドライブレター割当(D:)
- Partition Wizardでパーティション表示(E:)
ドライブレターはPartition WizardかWindowsの機能のどちらかで管理したほうがいいだろう。
サーフェステスト

不良セクタの有無をチェックできる機能。
グラフィカルに表示してくれるのでわかりやすい。
ディスクベンチマーク
接続しているディスクの性能を測ることができる機能。
設定できる項目が多いので正確に性能を測りたい場合はとても便利だが、初心者が使うのであればCrystalDiskMarkのほうが使いやすいと思う。
あとがき
操作も難しいことはなく、ある程度パソコンに慣れているユーザーであれば難なく使用することができるだろう。
無料版でも必要十分な機能が揃っているので、Windowsの機能だけでは不十分だと思ったらインストールして試行錯誤してみてほしい。
コメント
拝読させていただきました。詳しい説明ありがとうございます。貴重な情報をまとめていただいて、ありがとうございます。パーティションの移動/サイズ変更/拡張/結合/分割/論理パーティション化/削除/フォーマットやクローン作成などの機能もありますか。分かりやすい操作画面がで数回クリックするだけ操作できます。無料版でも使えるって、いざという時の備えとして、パソコンを新調した場合は役立ちますね。パーティションの管理などのでき、多機能だし、試したいと思います。